麻疹などに効く「升麻葛根湯」について
漢方薬の「升麻葛根湯」は、麻疹、風疹、水疱瘡、しょうこう熱などに効きます。このような熱性発疹性疾患初期の、発疹の時期が不明なときに常用処方される薬です。それだけでなく、眼痛や鼻血、脳症状のある場合にも使われるそうです。舌診や脈診などによって判断されますが、ツムラのホームページに写真付きで載っているので自分で判断することもできます。
食前または食間に服用する「升麻葛根湯」は、これだけでも上記の症状を抑えることができますが、清熱の効能を強めたい場合には合わせて「桔梗石膏」という漢方薬を飲むと更に良くなります。発疹の症状が出始めた時に升麻葛根湯を飲むと、一気に発疹が促されるのでその後数日で熱が引き、すぐに回復することができるようになります。